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ブナ燃える森へ

雨ばかりが続いた秋の日、久しぶりに晴れ渡った美しい朝、ブナ燃える森へと向かった。

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夜来の雨に洗われて、まるで磨き込まれたようなクリアな朝の空気に山々が一層輝いて映る
寄り添うような山上集落を見守る稲村岩がマチピチュのワイナピチュのように見える。
(行った事などないのだけれど)


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春に零れるような花を咲かせ、わたしたちを迎えてくれ、そして大切な友を見送ってくれた山桜
友が名付けた“歓待の桜”は、その葉を黄金色に染めて秋風に身を委ねてさらさらと歓んでいるようだった。


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集落の柿の実は、実りの色に輝いて青空にその色を散りばめた。


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廃校となったかつての小学校の木造校舎の壁が、懐かしい時を刻む。
いつの間にか大きく育った楓の枝が、青々と優しく囁いていた。



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稲村岩は、やはりワイナピチュだと思う…


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山肌は優しい色の染まり始めている。

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柔らかく燃え立つ…


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天使の羽衣…(コボタンヅル)


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向かいの山肌をの臨みながら高見へと

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一石山大権現のツガ


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カツラの巨木

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ホソエカエデ


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秋には無口なミソサザイが足元を飛び回り、虫を捕まえていた。
早春には渓流で、美声を張り上げ囀り続けているけれど、秋には森の中に住んでいるようだ。


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あ! 虫を捕まえた!!


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ユーモラスな仕草をたっぷり見せてくれてありがとう。


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懸崖のツガ。岩壁の上に根付いたツガの巨樹を、岩壁の下に回り込んで見上げて撮った。
一瞬の陽射しがツガの巨樹と、その周りを囲む楓を包み込んだ。


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青空に、いくつもの色を散りばめて、上空の彩りは美しい。


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黄金色のブナの彩りは、本当に美しい。



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ほそぼそと続く山道


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秋色の道


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県境尾根を臨む


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ミズナラの巨樹


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ピノキオみたいナ長い鼻をしたブナの樹おじさんに見えるのだけれど


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いよいよ尾根を上り詰めた。


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森の中には累々と倒木が横たわっていた。
そこに黄葉の梢を抜けた透過光が静かに降り注ぐ。レクイエムのように…


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目指す尾根の上は燃えているようだった。


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あの一際、金色に燃えているのは…風神のブナだった。
白い幹はまるで白樺のように白く耀いていた。
「11月初旬ごろ、黄金色に輝く風神さんに逢って来てほしい」
そう言っていた友人の事を思う。わたしたちを巨樹の森へと導いてくれた人だった。


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ホソエカエデの紅葉が、ブナの黄葉に溶け込むように美しい。



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倒木の傍には、ホソエカエデの小さな芽が生まれていた。


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風神のブナ、今年も逢えたね。


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雨露になった部分が少しく朽ちていたが他には痛んだところも無く健在な姿だった。


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炎のように燃え立つ幹や枝ぶりが美しい。


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急峻な尾根上に立つため、その根は逞しい。


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一筋の光がその幹に差し込むと、まるでブナ自体が発光しているように白く耀いて見えた。


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秋の日は短い、西に傾き出したら下山にかからねばならない。


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名残惜しくもう一度梢を仰ぎ、その幹に触れ、風神のブナを後にした。


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森はしっとりとした色に姿を変える。


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夕暮れ時が迫る森もまた美しい。今日一日の想いに染まりながら森は洛陽の時を待っていた。



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Commented by ejichan555 at 2017-11-05 21:26
こんばんは。
貴女の画像を眺めて、ボクはぜったいに貴女の画像に魅せられているのだと確信してます。
なんか、ボクの画像が貴女のマネしているようで、おんなじような感覚なんですよね。
今、函館の紅葉をアップしているので、きっと理解されると思います、師匠。
Commented by kazetatinu-h at 2017-11-07 01:27
> ejichan555さん
エジちゃん、師匠だなんて、実力が伴いませんよ^_^;
でも嬉しいです。そうですね、特に落ち葉の写真とか。同じものを見ているなって判ります。
美しい函館の紅葉を見せていただきありがとうございました(*^_^*)
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by kazetatinu-h | 2017-11-04 00:48 | | Comments(2)

草紅葉が色づき始めたある日、湿原の奥の小さな木のベンチに風が座っていました。遠い日の記憶を呼び覚まして…


by sizuku
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