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友と歩く青梅

昨年の記事になってしまいますが、アップして置きたい記事なのでお付き合いください。
ブログ友だちのきさらちゃんが、遥々愛知から訪ねてくださいました。
東京での研修会後の貴重な一日を青梅散策に当ててくれたのです。
きさらちゃんの希望を聞くと、「山を少し感じられるところを落ち葉を踏んで歩きたい」とのこと。
いろんなコースをシュミレーションするものの、結局、青梅丘陵を少し歩いて、青梅の街中散策、
ランチ後に多摩川をちょこっと歩く事にしました。




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まずは青梅駅で待ち合わせです。青梅は昭和レトロの街です。
駅の地下通路も映画看板が迎えてくれます。青梅出身の映画看板師、板観さんの作品です。
この地下通路を越えると、なんとなく昭和へとタイムスリップしそうな気持になります。



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レトロな青梅駅前


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きさらちゃんとは、5月にも東京駅と皇居を散策しました。この時はよしこちゃんも一緒でした。
ブログでは交流がありましたが、三人ともこの時が、リアルタイムでの初めての出逢いでした。
初めましてなのに、旧知の関係、これがネット仲間の不思議な所です。
女子3人揃えば、おしゃべりに花が咲くのでした。またの再会を約束して別れましたが、こんなに早く
再会が叶って嬉しいです。この日はよしこちゃんの都合が合わず3人の再会はならずで残念でした。


青梅は路地がたくさんある街なのです。まずは、にゃにゃ曲がりへご招待
青梅駅の直ぐ傍に、こんな路地があるのです。猫が通りそうな道だからにゃにゃ曲がり


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古い板塀や、木造家屋が並び、何度も曲がり返します。




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でも、最近ではいくつかの家が取り壊され、コンビニが出来たりと様変わりしてしまいました。
やがてこの面影はなくなってしまうのかな?残念な気がします。




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にゃにゃ曲がりを抜け、今はまだ花は咲いていませんが、梅岩寺の臥龍梅と枝垂桜の巨木を案内します。
「今度は花の季節に来てね。枝垂桜の花がまるで滝みたいにとっても綺麗なのよ。」なんてお誘いしつつ。
そして、竹林を抜けて、ちいさなお稲荷さんと踏切を越えて、ムクロジとクスノキの巨樹へご案内。

そうだ、今、冬桜が綺麗に咲いている場所があるのよ。ちょっと寄り道してみようか?ということで、
桜の研究木がたくさん植えられている谷戸へと行ってみました。
ほら、まるで淡雪のように、咲いています。きさらちゃんも、『ああ、綺麗…!』って喜んでくれました。


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淡いピンク色の小さな桜が、初冬の谷戸に一生懸命咲いているのです。
本当に健気で、見ているだけでこころがふわっと温まるのでした。


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きさらちゃんも、愛しそうに見つめていました。


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それでは、青梅丘陵へ向かいましょう。わずかに残った名残りの紅葉が迎えてくれました。
ほとんど散ってしまったけれどこのコナラの木はオレンジ色に燃えていました。



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最後の彩りを見せてくれるカエデです。



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葉が落ちて空が広くなった梢に、可愛いエナガの姿が…



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枯れ葉に埋もれた林床には、ちいさな一葉も名残りの色です。



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ヤブランの漆黒の実




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コウヤボウキの花穂



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ウツギの葉は、遅くまで残ります。


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オトコヨウゾメの赤い葉と赤い実も、晩秋の名残り



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青梅丘陵はコナラ林が多いですが、ほとんどが落葉してしまいました。



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でも、それさえも、頭上の星のように見上げるわたしたちなのでした。



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北斗七星をご神体とした七星権現(しちせいごん げん)が祀られている金毘羅神社にお参りをして
第一展望台まで歩きました。
遠く連なる山並み越しに、小さく真っ白な富士山の頂が見えました。
きさらちゃんが送ってくれた写真です。本当に小さくしか見えなかったのに上手に撮れていますね。



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そして、ここから梅岩寺へと下りて行きます。すると下から賑やかな声がしてきました。
地元の保育園児が登って来たのです。まだ2歳児だと言うのに大したものです。
でも、何人かは大泣きで登っています。頑張れ~!!!とハイタッチして別れました。
山道の落ち葉をさくさく踏んで歩きたい…と言っていたきさらちゃんの想いが少し叶いました。



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青梅の街中を歩いて、映画看板やパロディ看板に微笑みながら、今日のお食事場所へ向かいます。
きさらちゃんは、この看板がかわいいと言っていました。



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着きました。繭蔵さんです。女子会御用達(^^)みなさん、喜んでくださいます。
石の蔵を利用したレストランでとっても雰囲気がいいのです。
この秋にはいがり先生と稲岡大介さんのコンサートも行われました。
お食事も美味しいし、きさらちゃんも喜んでくれました。



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繭蔵さんで、ゆっくりとランチを楽しんだ後、今度は多摩川へと向かいます。
車道を降りてもつまらないので、またまた路地裏をてくてくと。
青梅には、まだまだ古い建物が残っているのです。そんな昭和の香りが残る街角を歩きましょう。



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丸石を積んだ石垣が残る坂道、緩やかにカーブしていく道です。


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そんな坂道の途中から、ちいさな坂道を上がると三角屋根の旧織物工場が見えてきます。
昭和初期、青梅は青梅縞と呼ばれる織物と、青梅夜具地という織物が盛んでした。
この坂道を上ったところに、わたしの好きな像があるのです。


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岩に腰かけ片手をかざし、遠くを眺めているような少女の像
傍らに面白い枝ぶりの松の木があり、腰に下げた籠や、素足の足から、わたしは何となく
松原の続く岩礁で、遠くの水平線を臨む海女の少女という物語が感じられるのですが…



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空へと続くようなこの坂道も好きな道です。その行く手には青い奥多摩の山が見えます。



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散り残った銀杏が美しいです。




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遠くに奥多摩の山並みが一望できる場所です。一番高いのが奥多摩のシンボル的な名峰大岳山です。



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青空が綺麗です。



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一緒に宋建寺の水琴窟の音色を聴きました。境内には立派なコウヤマキが2本聳えています。
また、このお寺には青梅出身の作家、日刈あがたさんの墓所で毎年9月にコスモス忌が行われるそうです。
きさらちゃんはこの作家さんの事を知っていました。さすがです(^^)


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これぞにゃにゃ曲りのような道を、ネコになった気分で抜けて行きます。



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古い板塀のお宅のお庭からは、淡い花色の椿の花が綺麗です。

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子どもの頃、こんな裏木戸があると、入ってみたくなるそんな子でした^_^;
その性は、今も変わらずです(笑)


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緩やかにカーブする路地は、今はあまり見かけませんね。



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多摩川へと下る道です。



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この白壁の蔵がある民家の横の路地を入って行きます。


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着きました。2番目の女子会御用達のお店、ティールームさんです。



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残念ながら、土日限定カフェのため本日はお休みなのですが、きさらちゃんをご案内したかったのです。


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お庭のシンボルツリーのカツラの樹、春には芽吹きたくさんのハート形の葉をつけます。
秋には芳しい香りと、ハラハラと葉を落とし、お庭がカツラの葉で埋まります。



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ガーデンカフェなのでお庭も楽しめるカフェなのです。



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ブルーサルビアが咲き残っていました。



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寄せ植えもたくさんあって、とても可愛いです。


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枕木を利用した素敵なオブジェです。



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こちらもシンボルツリーのケヤキの巨木です、



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川音に包まれながら、テラス席でのティータイムが最高に素敵なお店です。
次回はぜひ、きさらちゃんとお茶したいね。



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たくさんの植物とお花と、さりげなく置かれたオブジェたちを眺めるのも素敵なのです。


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美しい午後の青空と木立ちを見上げつつ、ティールームさんを後にします。


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白亜の鮎美橋を渡りましょう。



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岸辺に植えられたハナノキに夕映えの光が届きました。


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川上側の岸辺は日が当たり暖色に輝きます。


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川下側の岸辺は夕暮れに沈んで行きます。



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美しいメタセコイヤの紅葉もどうやら遅かったようです。



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ここ、釜の渕公園は、多摩川の流れが大きく蛇行して“U”の字のようになっているのです。
浅瀬になって穏やかな流れです。『川原に降りてみたいの。』と言うきさらちゃん希望で
木立ちの遊歩道を抜けて川原へ降りて来ました。心地よい瀬音が絶え間ないです。


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きさらちゃんは、石投げをしてみたかったそうです。
平たくて丸い石を探しては、ヒュンっと石を投げる。繰り返し投げるきさらちゃんの姿を見つめつつ
無邪気な少女の姿が重なりました。川原での石切り、きっと思い出があるのでしょうね。

わたしも石切りの思い出があります。川風が心地よく頬を撫でていきます。
澄んだ流れの中に魚がいないかなぁ?と二人で覗きこんで見たり、
「初夏には鮎釣りをする釣り人が、川の中に入って釣っている姿を良く見かけるよ」と話したり
流れの中の石に舞い降りたキセキレイが、しっぽをちょんちょん動かす仕草を可愛いと見つめたり
空の上を悠々と大きく羽ばたくトビの姿を眺めたりして過ごしました。


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帰り道、林の中のベンチに座り、しばし語り合いました。
遠く離れた別々の場所で生まれ、育ち、やがて新しい家族を持ち子どもを育て今に至る二人が
こうして出逢い、何気ない風景の中で一日を共に過ごし、共感し合えるって不思議な事だと思います。

そんな二人の頭上から、ひとひら、ふたひらと、枯れ葉がさらさら散っていました。


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柳渕橋を渡り、青梅駅を目指します。春は川岸の柳が芽吹きます。
この橋を渡る時、石川啄木の やわらかに柳青める の言葉が常に心にあるわたしです。


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この日の事をきさらちゃんはこんな風に言ってくれました。
『枯葉の上を歩いた事、川沿いの道で樹や落ちる葉を見上げていた事…大好きな時間でした。
温かく心に残っています。』

それぞれの地で、日々生きているけれど、二人は、やっぱり繋がっているね。
きさらちゃん、逢いに来てくれてありがとう。また逢いましょうね。


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Commented by きさら at 2018-01-20 21:44 x
しずくさん。こんばんは^^
一緒に歩いていたはずなのに、しずくさん視点の写真で、
青梅の街を再訪したような気分に浸っています♪

青梅の街のレトロな雰囲気と懐かしさ。
丘陵地帯の枯葉の道を歩いたこと。
サクサク。。その音と共に、今も感触として残ります~。
河原で石投げをしたこと。全て失敗でしたね~。笑
富士山が見えたことに感動♫
樹から落ちる枯葉の動きの優雅なコト。
まるで生きていように舞うのだと、その美しさに見とれていた時間。
しずくさんと一緒に座っていた和みのひととき♥

青梅の旅には、私の欲しかったものが詰まっていました!!!
シアワセ旅だったよ~。
ご一緒してくださって、本当にありがとう。(*^-^)
Commented by kazetatinu-h at 2018-01-25 19:51
> きさらさん
きさらちゃん、コメントありがとうございます(*^_^*)
お返事が遅くなってごめんね<m(__)m>
青梅の街と山と川をまとめて歩いちゃお!の欲張り散策でしたね。
きさらちゃんを歓迎するように冬桜が満開だった事、
まだ残り火のように紅葉が残っていてくれた事、遠かったけれど富士山が頭を見せてくれた事。
サクサクと落ち葉を踏んで歩けた事、川原で石切りならぬ石投げした事。楽しかったね(*^_^*)
そして、わたしも、最後のベンチで舞い降りてくる木の葉を眺めたことが一番の思い出になっています。
また、遊びに来てください!きさらちゃんと歩きたい場所、見せたいお花がたくさんあります。
その日が今から待ち遠しいです。
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by kazetatinu-h | 2018-01-13 08:31 | 女子会 | Comments(2)

草紅葉が色づき始めたある日、湿原の奥の小さな木のベンチに風が座っていました。遠い日の記憶を呼び覚まして…


by sizuku
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