早春の光
2018年 02月 25日
4日前に降った雪がまだ消え残る渓谷を散策しました。
冬鳥に逢いたいなぁと思いつつ、いつもとは違う遊歩道へと足を踏み入れました。
日影は震えるほど寒いのに、南側の遊歩道は何と暖かいのでしょうでしょう。
わたしは被っていたニット帽を取りました。
向かい側の川原にはまだたっぷりと白い雪、美しい純白の世界です。
川原の雪の白さが一層際立っているような、
雪面が小さく七色に輝くのが大好きでいつまでも見ていたくなるのです。
あっ!もしかして?と可愛い囀りに足を止めました。
見上げた梢の影に見え隠れしているのは、紅く見えるけど…
わぁ!!早速、逢いたかった鳥に逢えました。
ベニマシコです。ここ数年逢う事が出来なかったのでとても嬉しいです。
梅の蕾も大分膨らんできました。
すると今度はカエデの小枝に、姿を見せたエナガたち
クルクルと入れ代わり立ち代わりで愛らしいのです。
エナガたちが盛んについばんでいた木の実です。何の実なのでしょう?
今度はジョウビタキの雄、“ジョビ太”です。
こちらの事が気になって仕方が無いようす。
何度も近くに止まっては気を引こうとしています。
おや?この子は(^^) しっぽが青い…
なんとルリビタキの雌、ルリちゃんです。
やはり、ちょこちょこと、現れては、わたしを誘っています。
枯れすすきでさえ美しいです。
藪椿はだいぶ痛んでいましたが、綺麗めのお花を探しました。
落ち椿の枯れた風情も嫌いじゃありません。
川面にネコヤナギを見つけました。
わぁ!!春の被写体だと思いつつ、流行る心を抑えつつ、
対岸の雪をバックに入れようとしました。
難しいです!!目で見たようには撮れません。
薄ピンクのネコヤナギが綺麗でした。
やはり、望遠で手持ちは厳しいです。
白い穂が陽射しに透けてキラキラと透き通るように輝く様を
映し出せたら良かったのに…何枚も何枚も撮ったのになぁ…
ここぞというアングルが見付けられない歯がゆい思い
どれもイマイチです、残念です。
青空に裸樹の枝、でもその枝先には春の息吹が満ち満ちていました。
もう少ししたら、ぼんやりと煙るような樺色に変わるのですね。
見事なケヤキの大木です。
見上げる度にときめきます。
川の水が深いエメラルドグリーンです。
とても綺麗な色にうっとりでした。
川ではキセキレイが遊んでいました。
陽射しが遊ぶ遊歩道の小橋
蠟梅の花も良い香りを漂わせ、空に溶けて行きそうな透き通るレモンイエローです。
蠟梅は青空が似合います。
紫陽花の冬芽に、いたいた冬芽坊やとヒツジちゃん(^^)
対岸の楓の大木を眺めつつ
楓橋を渡ったのでした。
古い民家の佇まいが雪にマッチして美しかったです。
たくさんの冬鳥たちに逢えて楽しい散策でした。
そして、ランチはここ、石神オステリアさんです~♪
知る人ぞ知る若いオーナー夫妻が営むイタリアンのお店です。
美味しかったです(^^)