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いがりまさし先生の植物写真ワークショップ

10月7日、写真家いがりまさし先生の「横沢入 里山WS」に参加させていただきました。
もう、一ヵ月も前の事ですね。相変わらず遅いアップです^_^;
季節はすっかり移ろいでしまいましたが、暑いくらいの初秋の一日をいがり先生と参加者の皆さんと一緒に楽しみました。

『原っぱの錬金術師になろう』これが先生のWSのキャッチフレーズです。
そのまま、ズバリ先生の事だと思い、この言葉が大好きです。

先生のお言葉を借りれば、『植物や自然のことを理解しながら、それぞれの植物の生きざまにスポットを当てる。』ということ。
先生のWSに出会うまでは、ただ、目に付くものを撮っていただけでした。
その植物の生きざまを撮る…
どんな小さな花だって、草に埋もれた名も知らぬ花だって、みんなそれぞれの環境の中で毎年花を咲かせ実を結んでいるんだ。そう思ったら、とても愛おしく感じ、美しく撮りたいと思いました。

先生のWSでは、、実際に先生が見付けだした被写体をどのように撮るのか見せていただき、
カメラのファインダーを通して、そのアングルを見せていただきます。
何気ない小さな草花が生命の輝きを放ち映し出された瞬間です。
参加者は、ファインダーを覗く度に、「わぁ~!!」と歓声をあげ、「うーむ」と唸ります。
そして、そのお手本を真似て撮らせていただきます。
先生は、被写体探しからカメラの設定はもちろん、その撮影の全てを惜しげも無く見せてくださいます。
こんなに勉強になるワークショップは他にはなかなかないのではないでしょうか?
わたしはいがり先生の写真教室以外行った事がないのですが、そう思っています。

この日も、真夏のように暑い陽射しが降り注ぐ過酷な撮影状況の中、先生は額に汗して草に埋もれて奮闘していらっしゃいました。
被写体の生きざまを引き出すと言う事がどういう事なのか、教えていただいた一日だった気がします。

こうして、教えていただいた一コマ一コマを忘れずに記憶しておきたいと思い遅ればせながら書かせていただきました。
いがり先生は、本当に“原っぱの錬金術師”だと思います。



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この日、里山保全地区としての横沢入りでは「たんぼの会」のみなさんが刈りいれ作業をされていました。
美しい金色の稲穂は頭を垂れ、刈りいれられた稲穂は、綺麗に、はさ掛けに掛けられていました。
田圃のこの光景は、美しい日本の原風景を見るような気がしました。



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収穫された稲穂と秋風にそよぐススキ、何だか良いなぁと思って撮ってみました。


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歩き始めて直ぐに、先生は何か被写体を見つけてしゃがみこみます。

先生の見つけられたものは爽やかな秋晴れの空に浮かぶうろこ雲とススキのショット
うろこ雲の中にススキが浮かぶように撮るほぼ真下からのローアングル。
非常に厳しい姿勢で、わたしには↓この程度にしか撮れませんでしたが、
先生のお写真はうろこ雲の中にススキが浮かび上がっていました。

↓先生のお手本とは、似ても似つかないショット^_^;↓


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そして休耕田にはミゾソバとツリフネソウが見事な群落を作っていました。
何処までも続くような群落、この中のどこを切り取れば良いか?

1.後の暗い森をバックに浮かび上がらせます。

2、同じような位置に並んだ複数の被写体を探します。

なるほど、先生のお手本はもっとローアングルで被写体が浮かび上がっていました。
↓わたしは、この位が精一杯でした。^_^;



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わたしが撮った2枚です。自分としては上の写真の方が良いかなと思いますがどうなんでしょう?


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↓先生のカメラにミゾソバが絡まってかわいい♪と思ったら、
まめちゃんも同時に気が付いて、ニコニコしながら『しずくさん!!』と教えてくれました。
この写真を見ると、キラキラした目で目くばせしてくれるまめちゃんの笑顔が浮かびます(*^_^*)



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↓ヤナギタデでいいのでしょうか?バックを暗くに気を使って練習して撮った一枚です。



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↓ミゾソバも同じように撮ってみました。



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それにしても暑いなぁ…と空を見上げたら“彩雲”が出ていました。
わぁ、凄く綺麗!!初めて見た!!と思って
思わず先生に『彩雲が出ていますよ』とお知らせしちゃいました^_^;



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太陽のノギを出そうと思いましたが無理でした。
でも虹色で凄く綺麗です。長い事出ていましたよ。


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青空にススキ


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彩雲とススキ、ようやくノギが映りました。



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小さな虫たちがかわいくて、撮ってみました。
↓ベニシジミ(夏型)



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↓セセリチョウ


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↓ツマグロヒョウモン(雌)



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↓クマバチ



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皆さん、先生の後について行きます。大人の遠足みたいですね(^^)



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ちょっと小高い場所に、登ってみましょう。


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↓ススキの小路です。




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↓陽光を受けて輝くススキの穂が美しくてついつい撮ってしまいました。



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↓田圃が見渡せます。


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↓子どもたちが、野を走る…こんな光景が良いですね。


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↓何気ない野の花フォトです。



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↓皆さん、一列に並んで撮影中です。和気藹々とした風景にほっこりします。
いがりまさし先生の写真教室はいつもこんな風に和やかなんです。



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↓わたしはこんな風景をパチリとしました。
秋草生う草原に、キラキラとまばゆい息吹を感じましたが、
やはり何でもない風景でしたね。


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田圃の影に、ヤマアカガエルがいました。


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↓農具と秋草、はっとして撮りました。結構お気に入りです。



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休憩所に戻ってお昼となりました。
座って眺める空がとっても綺麗で…
おにぎりを食べながら撮った空の写真2枚です。



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今回は、木の実をたくさん撮りたいと思ってきましたが、マユミの実はまだでした。
ガマズミの実が赤々として艶やかで綺麗でした、



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虫食いの葉っぱも、ほんのり色を変え始めた頃です。


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↓赤に黒、エキゾチックなゴンズイの実です。


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↓ユウガギクとアザミのコラボ
なるべく咲いている花の面をそろえて撮ると良いそうです。
先生の被写体を真似て撮りました。



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↓何となく後姿も良いなぁと思って撮りました。


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↓淡い透過光の中で撮ってみました。


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↓ヤマハッカの花が咲いていて嬉しくなりました。
バックを整理して撮ろうと、試みました。



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↓ちょろちょろと流れる小川の光を入れて撮ってみました。



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↓ツリフネソウにちょうどスポットライトのような光が当たっていたので撮ってみました。



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↓チカラシバは先生が良く選ばれる被写体です。
もう少し暗い森影を入れて撮れれば良かったですが、
自分的には後ろのボケが良いかな?と思い入れてみました。



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↓逆光で輝くキンエノコロを撮ってみたかったんですよね。
そしたら先生がお手本に撮られていました。さすがなアングルです!!
真似て撮ってみました。周りのチカラシバが良いわき役となるそうです。




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↓オギに絡まるクズの葉に逆光が当たって透明感がある緑に!!
こちらも先生のお手本です。同じアングルでは撮れませんでしたがお気に入りです。
先生は、あるがままの被写体を撮るといいます。
自然の中でのその植物の生きざまを撮ることを大切にするよう心掛けているそうです。
被写体に他の植物が被っていたら、その植物をどかせて撮るのではなく脇役としての存在感を入れて撮る。
そう言う事を、いままでのワークショップで、わたしはいがり先生に教えていただきました。



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逆光に輝くオギが綺麗でした。あるがまま、あるがままが美しい…



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その美しさ、その植物の生きる力の強さを撮れたらなぁ…



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↓白いミゾソバ




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秋なのに夏のように強い陽射しでした。
いがり先生は額に汗して、わたしたちにお手本を示してくださいます。
それは単に、被写体の見つけ方や撮り方だけでなくて、作品にするための情熱などもです。



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↓ヌカキビ、いがり先生のお陰でその存在感を知った植物です。



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向かい側の道を小学生たちが歩いて行きます。
思い思いの仕草、色とりどりの長靴、その列のばらけ具合が、何だかとっても可愛いです。



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ザリガニとか、見つけては喜んでいました。



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↓案山子が、なにか語り合っているみたいでした。



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↓田の仕事をする人たちが、ほのぼのと、とても素敵でした。



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ご夫妻かなぁ…


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ハサガケの中で笑い声が聞こえるなぁと覗いて見たら、ほっぺたに泥をくっつけたままの子どもたちが遊んでいました。
なんて素敵な光景なんでしょう!!ここういう遊び場を共有できるって素晴らしいなぁと思ったのでした。



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↓ススキの穂がキラキラです。



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↓フクラスズメという蛾の幼虫だそうで、つつくと不思議なダンスをします。
参加者の中で、植物園のガイドをされている方に教えていただきました。



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↓ただ一人緑の中に溶け込んだような先生



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↓納得いく被写体を見つけられたようでしばし、真剣に写真を撮られていました。



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みなさんは、そんな先生の姿をじっと見つめつつ、それぞれに被写体を探しました。



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そしてやっぱり、わたしは雲の巣を…^_^;



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ジョロウグモの巣は緑色だと、植物園のガイドさんに教えていただきました。
確かに、ほんのり緑色をしています。すごい、大発見です。
そう言えば、以前にも緑色のクモの巣を撮った事があったと思い出しました。


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先生の後ろから覗く参加者(^^)


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先生は真剣です。
プロ写真家の、こういう姿を見せていただけるのが凄いです。



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↓先生が撮っていらっしゃったのはチカラシバでした。
根元の草の葉が脇役となって、より一層チカラシバの美しさを醸し出しています。



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こちらも、お手本集とはちょっと違いますが、わたしも撮ってみました。


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↓そして、もう一点、メナモミを被写体にされていました。
こういう被写体をあの草むらの中から瞬時に見つけ出す感性にみなさん感嘆していました。
お手本には程遠いですが、わたしも撮ってみました。



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↓やはり、わたしはユウガギクを…



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先生は、アキノウナギツカミを撮っています。



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↓なるべく多くの花にピントが合うように、カメラを向ける角度や位置を決めて撮ること。
そういう立ち位置を見つける努力の大切さを再認識しました。
お手本を真似て撮らせていただきました。



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↓みなさん、先生と同じ場所から挑戦しつつ、和気藹々(^^)



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そろそろ、WS終了時間が迫りました。
休憩所へと戻りつつ、名残惜しく撮った写真です。



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今回もたくさんの被写体にめぐり会わせていただきました。
撮るものがたくさん見えて来て、とっても有意義なWSでした。
いがり先生、参加者のみなさん、今回もお世話になりありがとうございました。

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アキアカネ、翅が逆光で輝いていました。


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Commented by ejichan555 at 2018-11-04 10:17
さすがですね。
1枚1枚にいやされます。
ありがと。
Commented by kazetatinu-h at 2018-11-07 21:44
エジちゃん、いつもありがとうございます(*^_^*)
野辺の花たちが、きっとエジちゃんを癒してくれるんだと思います。
そのままをお届けできたのならうれしいです(^^)
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by kazetatinu-h | 2018-11-01 01:26 | 写真 | Comments(2)

草紅葉が色づき始めたある日、湿原の奥の小さな木のベンチに風が座っていました。遠い日の記憶を呼び覚まして…


by sizuku
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